【ブランデンブルクAFP時事】第2次大戦中にナチス・ドイツが設置した強制収容所で収容者の殺害をほう助した罪に問われた元看守ヨーゼフ・シュッツ被告（100）の初公判が7日、北東部ブランデンブルクで開かれた。 弁護人は「（同被告が公判で）話すことはない」と述べ、殺害に関する陳述を拒否する方針を示した。 シュッツ被告は1942～45年、ベルリン北方のザクセンハウゼン収容所で3518人の収容者殺害を「認識しつつ故意に」手助けしたとして、今年1月に訴追された。ナチス時代の犯罪で裁判にかけられた最高齢者となった同被告はこの日の公判で、裁判官に名前や年齢を尋ねられるとはっきりとした声で答えた。公判は、裁判への関心の高さを考慮して体育館で開かれた。